798大山子芸術区がすごいことになっている

アートが好きという方に訪れてもらいたいのが、『798大山子芸術区』です。北京の北東部、朝陽区にある現代アートの中心地で、“爬長城、吃烤鴨、逛798”(長城に登り、北京ダックを食べ、798を訪れる) という言葉が北京オリンピック時に流行したほど、北京を代表する観光スポットの一つとして知られています。

元々は1950年代に建てられた国営の電子機器工場「798廠」で、1990年代後半から、徐々にアーティストやギャラリーが集まり始めました。2000年代初頭に国際的な注目を集め、現在は世界トップクラスのアートスポットへと成長しています。

北京のひとつの最先端は三里屯ですが、『798大山子芸術区』もまたひとつの最先端とも言えます。アートエリアとして発達したためか、自由な空気感があり、アートがわからないという人でも、居心地のよさを感じるはずです。

芸術的センスも教養もない私でも、カメラを手にしてファインダーを覗くと、この街はシャッターチャンスがあふれていることに気づきます。街そのものも他の街に比べて格段にきれいです。おしゃれなレストランやカフェも揃っています。でも、それでいて中華な雰囲気は失っていない不思議な空間でもあります。

アートエリアなのでおしゃれなファッションの若者も集まります。そして一眼レフカメラを手にした若者が多く、中国の豊かさも感じられます。ここが北京のすべてなわけではありませんが、『798大山子芸術区』にいると中国人も日本人もそう違わないように感じるのです。反日とか中共とかそういう政治的な感じもまったくありません。

個人的には故宮を見るよりも『798大山子芸術区』を見るほうがよっぽど楽しい。もちろん故宮には故宮の良さがあります。ただ、故宮を楽しむにはある程度の知識が必要になります。『798大山子芸術区』は事前の学習は必要ありません。難しいことを考えることなく楽しめます。

以前はアクセスが難しい場所でしたが、地下鉄の駅が近くにできたので、気軽にアクセスできるようにもなっています。最寄り駅は地下鉄14号線の「望京南駅」。徒歩15分くらいで到着するので、万里の長城マラソンで走り疲れた翌日の散策にちょうどいいかもしれません。

ちなみに、ギャラリーの多くが月曜日休みとなっています。オープンするのも10時以降ですので、早朝はただの散策になってしまうかもしれませんので、観光のスケジュールに組み入れるなら午後がおすすめです。

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