北京の屋台について知っておこう

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北京には屋台がありません。屋台がないというと語弊があるかもしれないのですが、他のアジアの国々のような「アジア=屋台」という公式が成り立たないのが北京という街です。衛生上の問題なのか文化の問題なのかはわかりませんが、台湾のような屋台を期待して北京に来ると残念な気持ちになります。

まったく屋台がないかと言われると、そうでもなく王府井のような観光屋台はあるにはあります。王府井に隣接する東華門夜市も屋台です。でも、食べられる種類は限られていますし、座って食べることも難しくて「こうじゃないんだよ」という感じが拭えません。

気分だけ味わいたいのであれば王府井の屋台は面白いです。生きた蠍が串刺しになっていたり、ヒトデもあります。そこそこ美味しい物もあります。ここで絶対に食べようとしてはいけないものだけを上げておきます。それは焼き小龍包です。北京ではめずらしいぼったくりです。6個入りで120元(約1500円)……本物の高級食材ならそれもわかりますが、ここでそんな値段の食べ物があるわけがありません。美味しそうだと思っても近寄らないでください。

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もし勇気があるなら試して欲しいのは臭豆腐です。匂いが強烈で、ほとんどの日本人は口に入れることもできないのですが、中国人はこれが大好きです。わたしも大好きな屋台料理のひとつです。慣れると癖になるんです。話のネタにはなるのでぜひ挑戦してみましょう。

1食をガッツリ食べるための屋台はないのですが、こうした小さな屋台は実はいたるところにあります。朝は小さな屋台が朝ごはんを売っています。そういう屋台を使いこなせるようになると北京の街がさらに楽しくなることは間違いありません。

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