万里の長城マラソンフルマラソンコース攻略方法

万里の長城マラソンのコースをすべて走って通すのは不可能に思える。トップでゴールするような選手は別として、一般のランナーはペース配分を考えメリハリのある走りが必要です。コースが変わった2013年以降もこれについては同じことが言えます。

まずはスタート。決して焦って前に出ようとしてはいけません。スタートから数十mは道幅も狭くて追い抜きが難しい。ここは並んだ順に従って追い抜きせずに前の人に続いてゆっくりスタートしましょう。レースは長い。ここで急いでもいいことなんてひとつもありません。力のある人はそこからいくらでも挽回できます。ムダな体力の消耗は極力避けましょう。

前半はひたすら万里の長城マラソンを走ることになります。一部舗装された階段ゾーンも走りますが、そもそも万里の長城自体が階段の連続なので特別に対策する必要はありません。あえて言うならば、階段の下りで力を使い過ぎないこと。階段は上るよりも下りるときのほうが筋肉への負担は大きいのです。万里の長城であっても舗装された階段であっても、下りでいかに筋肉にダメージを与えないかがポイントになってきます。

万里の長城そのものはきれいに舗装された場所もあればガレ場になっている場所もあります。特に注意しなければいけないのがガレ場です。非常に足場が不安定で、足を滑らす人が少なくありません。そういう意味ではシューズは滑りにくいトレラン用シューズが向いています。

後半は万里の長城とトレイルの下りと舗装路の組み合わせになります。トレイルの下りは走り慣れていないと足がすくんでうまくスピードに乗れません。もしスピードに乗れないと判断したら後から来た人に道を譲る判断も必要です。間違っても渋滞の先頭にならないようにしてください。逆に前がつまっているときは無理に追い抜かずに、コースに余裕がある場所で声をかけて抜かせてもらいましょう。

攻略方法と書きましたが、結局のとことしっかりとした準備をして望むしかありません。最低でも40キロは楽に走れる体力と、階段やアップダウンに対応できる筋力。これが万里の長城マラソンを走り切るのに必要な武器です。もちろん、ゆっくりでも完走が目標だという人はそこまで頑張らなくてもよいでしょう。でも、苦しさこそがこのマラソンの一番の魅力です。人生でそう味わえない苦しさが私達を迎えてくれます。なぜかはわからないけど、その苦しさにまた向かいたくなって、私は毎年万里の長城を駆け抜けています。

難コースではあるけれど魅力的なコースでもある。そして何よりも最も美しいとされる万里の長城を走ることは、この上ない爽快感があります。そしてまた翌年もエントリーをしてしまうのでしょう。